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墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7)) |水木 しげる

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墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7))墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7))
水木 しげる
角川書店 刊
発売日 2006-08



原点にすべてがあると言ってよい 2008-06-26
私が水木しげるのまんがに出会ったのは、まだ小学校に入るかどうか、といった幼年の頃である。当時から私は、彼の怪奇・幻想の世界に遊ぶことを心から楽しんだ。貸本時代の作品にも、祖母や両親などに買ってもらった単行本でかなり多く接していた。当然、墓場鬼太郎も、である。



人生も半ばを過ぎて、体力的には明らかに下り坂、残された時間が気になるようになった。今の私がしていることは、どうやら昔の再確認であるらしく、小さい頃に親しんだあれやこれやを、財布が許す範囲で、少しずつ集めて懐かしがることが多くなったと思う。このシリーズ全6巻は水木しげるの貸本版鬼太郎がまとめて読めるとあって、そうした意味では大変好都合である。2日間で読了、やはり、懐かしかった。



作者は後年、ここで使われたアイディアの多くをリメイクしている。貸本版を過去にすべて読んでいたわけではないので、私にとって本来は「再会」ばかりではないのだが、実際にはほとんどのエピソードを知っていた。使い回しに耐えるほどよくできたエピソードが次々に現れて、知っていながら飽きることがない。とりわけ、味わいのある絵とどこかのんびりした雰囲気は、彼の独壇場である。



私は彼の短編をすべて読みたいと思っているのだが、どうもあちこちに不完全に散らばっていて、無駄なく入手するのが困難である。どこかがまとめて「全集」を出してくれないか。1970年代前半の作品まででよいのだけれど。


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